BASIピラティス資格とは?運営会社・受講料・カリキュラムを2026年最新版で徹底解説

「BASIピラティスの資格を取りたいけれど、費用や期間、どこで学べるのかがよくわからない」——検索でこのページにたどり着いた方の多くが、そんな状態でBASIピラティスについて調べているのではないでしょうか。
実はBASIピラティスは、2024年に日本国内の運営体制が大きく変わっています。以前の情報のまま「昔ながらの窓口」で申し込もうとすると、古い情報に振り回されてしまうこともあり得ます。この記事では2026年8月時点でBASI Pilates JAPAN公式サイト(basipilatesjp.com)の情報を確認し直し、団体の成り立ち・運営会社・資格の種類・受講料・学べるスタジオ・取得までの流れ、そして取得後のキャリアまで、これから検討する人が知りたい順に整理しました。数十万円〜100万円規模の投資になる資格だからこそ、申し込む前に古い情報と最新情報の差分を把握しておくことが、遠回りを防ぐ一番の近道になるはずです。
BASIピラティスとはどんな団体か
BASIピラティス(Body Arts and Science International)は、1989年にRael Isacowitz氏がアメリカ・カリフォルニア州ニューポートビーチで設立した国際的なピラティス教育団体です。ピラティス創始者の原型に忠実でありながら、解剖学・運動学といった科学的知見や、スポーツ・ダンス・ヨガの経験まで統合しているのがBASIならではの特徴です。
現在は世界50ヶ国以上・300以上のスタジオで教育プログラムが展開されており、これまでの認定卒業生は世界全体で50,000人以上とされています。BASIピラティスのグローバル本部公式サイトでは、PASSION(人生を謳歌する情熱)・COMPASSION(人間性を力づける思いやり)・EXCELLENCE(偉大さを追求する卓越性)の3つをコアバリューとして掲げており、芸術性と科学的知見の両面からピラティスの本質に忠実であろうとする姿勢を教育理念の軸にしています。
日本での展開は2006年にBASI JAPANとしてスタートし、これまでに8,000人以上の卒業生を輩出してきました。マットピラティスだけでなく、リフォーマーやキャデラックといったマシンを使った指導力まで体系的に学べる団体として、ピラティスインストラクターを目指す人の間では以前から名前の知られた資格のひとつです。
BASIピラティスの10の原則
BASIの公式サイトでは、ピラティスの本質として次の10の原則が挙げられています。**Flow(流れ)・Awareness(気づき)・Balance(バランス)・Center(センタリング)・Breath(呼吸)・Efficiency(効率)・Harmony(調和)・Concentration(集中)・Precision(正確さ)・Control(コントロール)**の10要素で、単なる筋トレとしてではなく、心身の統合的な動きとしてピラティスを捉える考え方がベースになっています。カリキュラム全体を通して、この10原則をどう指導に落とし込むかが繰り返し問われる設計です。
たとえばファンデーションコースで学ぶ「アシスト・モディフィケーション」も、この10原則をクライアント一人ひとりの体に合わせてどう調整するかという実践にほかなりません。指導者を目指す立場からすると、エクササイズの動きそのものを覚えるだけでなく、「なぜその動きにControl(コントロール)やPrecision(正確さ)が必要なのか」を言語化してクライアントに伝えられるかどうかが、BASI流の指導力として問われるポイントになります。
【2026年最新】運営会社が変わったことは知っておきたい
ここが今回いちばん伝えたいポイントです。BASI Pilates JAPAN公式サイトの会社概要ページによると、現在の運営会社は株式会社Acme of(代表取締役はJuhan Cha氏、2024年7月25日設立、本社は渋谷区代官山町)です。公式サイトにはCha氏のこれまでの経歴や実績についての詳細な記載はなく、確認できるのは現在の運営会社情報のみです。
以前は大手ピラティススタジオ「zen place」系列のスクールとしてBASI資格コースが紹介される場面もありました。実際zen place公式サイトの会社紹介ページでは今も「BASIピラティスとの提携」という表現が使われていますが、2026年8月時点のBASI Pilates JAPAN公式サイトの運営会社情報には、zen placeの記載は見当たりません。資格コースの申込・カリキュラム運営の窓口は株式会社Acme ofに一本化されているため、これから申し込む場合は必ずbasipilatesjp.com経由で最新の開催情報を確認することをおすすめします。古い記事や口コミサイトの情報だけを頼りに申込先を探すと、窓口が古いままのケースがあるので注意してください。
BASIピラティス資格の種類とカリキュラム
BASIの資格プログラムは、CGP(Comprehensive Global Program)と呼ばれる体系で構成されています。旧来「マット資格」「コンプリヘンシブ資格」という2階建てで語られることが多かった構成は、現在は次の3コース+発展課程という形に整理されています。
| コース名 | 内容 | モジュール数 |
|---|---|---|
| ファンデーションコース | マットエクササイズを中心とした基礎課程。ピラティス未経験でも受講可能 | 6モジュール |
| グラデュエートコース | リフォーマー・キャデラック・ワンダーチェアなどマシンエクササイズを含む応用課程 | 6モジュール |
| コンプリヘンシブ(統合)コース | ファンデーション+グラデュエートをまとめて申し込む形式。マットとマシンの両方を指導できる資格になる | 12モジュール |
| レガシープログラム | コンプリヘンシブ取得後、さらに専門性を高めたい人向けの発展課程(Mentor・Master1・Master2・Honorsという段位が用意されている) | コースによる |
コンプリヘンシブコースで扱う機材は、公式サイトによるとマット・リフォーマー・キャデラック・ワンダーチェア・ペダプル・ラダーバレル・ステップバレルの7種類です。ピラティススタジオで見かける主要な専用マシンをほぼ網羅している構成なので、卒業後にマシンピラティス専門スタジオへ就職・独立する場合でも「その機材は教わっていない」という空白ができにくいのが特徴です。
ファンデーションコースで学ぶこと
ファンデーションコースは6時間×6日間、合計36時間の構成です。公式サイトのコース詳細ページによると、前半(モジュール1〜3)ではピラティスの10原則・骨盤ニュートラルポジション・呼吸法といった基本原理から、解剖学や筋肉群の理解、BASI独自の指導フレームワークである「ブロックシステム」を習得します。後半(モジュール4〜6)では姿勢分析やコアストレングス(背筋・腹筋)といった応用領域に加えて、クライアントの状態に応じてエクササイズを調整する「アシスト・モディフィケーション」の考え方、レッスン全体を組み立てる「プログラムの原則」を学びます。修了時点で、動作やマッスルフォーカスをスムーズにキューイングできる状態を目指し、プライベートレッスン形式での指導ができるレベルに到達します。
グラデュエートコースで学ぶこと
グラデュエートコースは、具体的な開催時間数について公式サイトに明記が見当たらなかったため、ファンデーションで学んだマットの知識を土台に、リフォーマー・キャデラック・ワンダーチェアなど複数マシンの操作と指導法を習得します。ファンデーションより踏み込んだ解剖学(部位別の不調への対応方法)、クライアントの体に直接触れて修正する「タクタイルキューイング」、スポーツ選手や妊婦といった特定の対象者に向けた指導法も範囲に含まれます。ファンデーション単体はマット資格のみ、グラデュエート単体はマシン資格のみが対象で、両方をまとめて取得するのがコンプリヘンシブという位置づけです。コンプリヘンシブを修了すると、全7種類のピラティス機器を扱える総合的な指導力が身につき、認定試験の受験資格を得られます。
座学と実技を組み合わせたモジュール受講に加えて、次の3種類の課題時間をこなす必要があります。公式FAQによる時間数の目安は以下の通りです。
| 課題の種類 | マット認定(ファンデーション) | コンプリヘンシブ認定 |
|---|---|---|
| 自己実践 | 100時間 | 200時間 |
| オブザベーション(見学) | 20時間 | 100時間 |
| 指導練習(ティーチング) | 30時間 | 200時間 |
数字を見ると分かる通り、コンプリヘンシブ資格になると課題の総時間数が一気に増えます。特に指導練習は未経験者や経験の浅い協力者を継続的に確保する必要があるため、働きながら取得を目指す場合は「誰に練習相手になってもらうか」も事前に考えておいたほうがスムーズです。家族や友人に定期的に付き合ってもらう、同じコースの受講生同士でペアを組んで練習する、といった工夫をしている受講生が多いようです。オブザベーション(レッスン見学)についても、卒業生や先輩インストラクターのクラスにどれだけ足を運べるかで、キューイングの引き出しの多さが変わってきます。
なお前述の通り、ファンデーションコースの前半では「BASIブロックシステム」と呼ばれる指導フレームワークを習得します。これはエクササイズをいくつかの「ブロック」に分類し、目的別に組み合わせてレッスンを設計する考え方で、後半モジュールで学ぶ「プログラムの原則と構築」の土台になります。BASI流の指導スタイルに慣れるまでは、覚えるべき要素が一度に増えたように感じるかもしれませんが、体系立てて学ぶからこそ、卒業後に自己流でプログラムを組み立てる際の再現性が高くなるという側面もあります。
公式FAQによれば、ピラティス未経験・柔軟性に自信がない状態でも受講は可能で、基礎(Fundamental)から段階的に進める設計になっています。資格取得までの期間はコンプリヘンシブの場合で平均8ヶ月〜1年、最短で6ヶ月以内が目安とされています。なお、取得後の更新制度の有無については公式FAQ・公式サイトに明記が見当たらなかったため、正確な取り扱いは公式の問い合わせ窓口(info@basipilatesjp.com)で確認することをおすすめします。
試験の合格基準や不合格時の再受験費用など、認定試験そのものについて詳しく知りたい場合は「BASIピラティスの資格試験に落ちた・挫折しそうな人へ」で合格率や再受験の流れを整理しているので、あわせて確認してみてください。
BASIピラティスの受講者はどんな人が多いか
「自分のような未経験者でもついていけるのか」という不安を持つ人は多いはずですが、公式FAQによると受講者の6〜7割は会社員や主婦などスポーツ関連の仕事に就いていない未経験者だとされています。セラピスト・ダンサー・ヨガ講師などフィットネス経験者は2〜3割、理学療法士や整形外科医といった医療関係者は1〜2割ほどで、大半の受講者にとって解剖学もティーチングも「ゼロから積み上げる知識」だという点は覚えておくと安心材料になります。年齢層は30代〜40代が中心ですが、近年は60代以上の参加も増えているとのことなので、年齢を理由に受講をためらう必要は薄いといえそうです。
なお、BASIピラティスはPMA(Pilates Method Alliance)にも所属しています。PMA系の資格を軸に比較検討している人にとっても選択肢に入れやすい団体です。PMA系の資格団体を横断的に比較したい場合は「PMA系ピラティス資格団体を徹底比較」も参考になります。
未経験者が多数派とはいえ、解剖学用語や筋肉群の名称など専門用語に最初はとまどう人も少なくないはずです。ファンデーションコースの前半モジュールで基礎解剖学を丁寧に扱う設計になっているのは、こうした未経験者の割合の高さを踏まえた構成だと考えられます。逆にヨガ講師やダンサーなど身体表現の経験がある人であれば、動きの感覚をすでに持っている分、キューイングの言語化という新しい課題により早く集中できる可能性があります。
BASIピラティスの受講料【2026年8月確認】
受講料は基本的にUSD(米ドル)建てで表示されており、早期申込(Early Bird)と通常価格(Regular)の2段階に分かれています。2026年8月時点でBASI Pilates JAPAN公式サイトに掲載されている価格は以下の通りです。
| コース | Early Bird | Regular | 円換算の目安※ |
|---|---|---|---|
| ファンデーションコース | 3,700USD | 3,900USD | 約58万円〜61万円 |
| グラデュエートコース | 3,000USD | 3,200USD | 約47万円〜50万円 |
| コンプリヘンシブ(統合)コース | 6,500USD | 6,600USD | 約102万円〜104万円 |
※円換算は2026年8月4日時点のドル円相場(1ドル=157円前後、外為どっとコム調べ)で単純計算した目安です。実際の請求額は申込・決済時のレートで決まり、公式サイトにも円建て価格の記載はないため、正確な金額は必ず公式サイトのUSD表記を確認してください。
コンプリヘンシブを一括で申し込むと、ファンデーションとグラデュエートを別々に申し込むより総額が安くなる料金設計になっています。支払いはBASI米国本社のポータルサイトを通じて行う仕組みで、分割払いに対応しているかどうかは公式FAQに明記がないため、申込前に直接問い合わせて確認しておくと安心です。受講料には教材やコース中の課題指導が含まれますが、認定試験の受験料は別立てで、コース最終日から1年を超えての受験・再受験の場合は筆記・実技ともに200USDが必要になります。
総額のイメージをつかんでおく
コンプリヘンシブコースをRegular価格(6,600USD)で申し込んだ場合、上記の受講料に加えて、地方在住であればモジュールごとの交通費・宿泊費、課題をこなすためのスタジオ利用実費なども積み上がっていきます。「受講料だけ見ていたら、通学費用でさらに数万円〜十数万円かかった」というのは資格取得全般でよくある落とし穴なので、公式サイトで受講料を確認する際は、自分の居住地から開催地までの距離もあわせてシミュレーションしておくことをおすすめします。BASI Pilates JAPANのトップページには体験レッスンの予約導線も用意されているので、いきなり高額なコースに申し込む前に、まず単発のレッスンでBASIのメソッドやスタジオの雰囲気を確認してみるのも一つの方法です。
さらに、認定試験の受験料(期限超過・再受験時に筆記・実技各200USD)や、万一リテイク(モジュール再受講)が必要になった場合の追加費用(1モジュール250USDなど)まで見込んでおくと、想定外の出費に慌てずに済みます。特にコンプリヘンシブは課題の総量が多い分、初回の受験で全科目にまとめて合格できるとは限らないため、受講料とは別に数万円程度の予備費を想定しておくと安心です。
BASIピラティスを学べるスタジオ
BASI Pilates JAPAN公式サイトの「STUDIOS」ページによると、2026年8月時点の拠点は次のように整理できます。
- 直営スタジオ — 東京・代官山、大阪の2拠点
- 提携ホストスタジオ — Toki Pilates Studio、.era、Clara、Pilates Studio YUYON、UOMS、Rin Baumの6拠点
コースの開催スケジュールは東京(代官山・銀座)、大阪のほか、北海道・岩手・愛知・兵庫など全国の会場でも予定されており、2026年5月から2027年10月にかけて順次組まれています。近くに直営スタジオがなくても、提携ホストスタジオや地方開催のスケジュールを使えば受講できる可能性があるので、まずは公式サイトの開催地一覧を地域名でチェックしてみるとよいでしょう。地方在住の場合、モジュールごとに開催地まで通う交通費・宿泊費もあわせて見積もっておくと、後から想定外の出費に慌てずに済みます。
拠点となる代官山スタジオは、東京都渋谷区代官山町のACN代官山スクエア3F・4Fにあり、代官山駅から徒歩4分というアクセスの良さです。営業時間は平日7:30〜22:00、土日祝7:30〜17:00で、指導者育成コースだけでなく、マシングループ・プライベートセッション・マットグループといった一般向けレッスンも同じスタジオで提供されています。資格取得を目指す前に、まず一般向けレッスンの受講者としてスタジオの雰囲気やインストラクターの指導スタイルを見ておくと、コース選びの参考になるはずです。
BASI資格取得までの流れと出席ルール
- コースを選ぶ — マット中心のファンデーションから始めるか、マシンまで含めたコンプリヘンシブで一気に取得を目指すかを決めます。
- モジュールを受講する — 座学(解剖学・運動学など)と実技を組み合わせたモジュールを、決められたスケジュールに沿って受講します。
- 課題をこなす — 前述の自己実践・オブザベーション・指導練習という3種類の課題時間を、コースごとに定められた時間数こなします。
- 認定試験を受ける — 筆記試験・ムーブメント試験・ティーチング試験によって、知識と指導力の両方が評価されます。
- 認定証を受け取る — 合格後、認定証は1〜2ヶ月ほどかけて米国BASI本部からメールで届きます。即日発行ではない点は覚えておくと安心です。
出席については、公式FAQで「すべてのクラスに100%出席することが原則」と明記されており、遅刻も公共交通機関の遅延を除いて基本的に認められません。妊娠や怪我などやむを得ない事情がある場合の取り扱いについては公式FAQに明記が見当たらなかったため、該当しそうな場合は事前に公式の問い合わせ窓口で確認することをおすすめします。仕事や家庭の予定と、モジュールの開催日程をあらかじめ突き合わせておくことが、結果的に資格取得までの近道になります。
課題の時間数や試験の合格基準など、より細かい実務的な情報は前述の「BASIピラティスの資格試験に落ちた・挫折しそうな人へ」にまとめているので、本気で申込を検討している方はあわせて読んでおくと準備の解像度が上がります。
資格取得後の就職・キャリアはどうなるか
BASIは20年以上にわたって日本国内でインストラクターを育成してきた歴史があるため、BASI出身のオーナーが運営するピラティススタジオが全国に少なくありません。公式サイトでも、そうしたBASI卒業生ゆかりのスタジオへの紹介や、直営・提携スタジオ内での就職につながる可能性があると案内されています。国際資格である強みを活かして、将来的に海外のスタジオで指導したい、あるいは国内のマシンピラティス専門スタジオで即戦力として働きたいという人にとっては、対外的な説得力のある資格になります。
一方で、資格を取っただけで自動的に仕事が決まるわけではなく、実際の就業先探しは他の資格団体と同様に本人の営業活動やスタジオとの相性次第という面もあります。働き方としては、大きく分けて(1)ピラティススタジオやフィットネスクラブに従業員として所属する、(2)フリーランスとして複数のスタジオでレッスンを受け持つ、(3)資格取得後の経験を積んでから自分でスタジオを開業する、という3つの方向性が一般的です。BASIのようにマシン指導まで一通りできる資格を持っていると、マシンピラティス専門スタジオの求人でも即戦力として評価されやすい傾向があります。
資格取得後にどんな働き方があるのか、未経験からの全体像を先に把握しておきたい場合は「未経験からピラティスインストラクターになるには?仕事内容・資格取得・年収まで徹底解説」もあわせて読んでおくと、資格取得後のイメージがつかみやすくなります。「思っていたより大変そう」と感じた場合は、「ピラティスインストラクターの仕事はなぜ大変?現役が語る本当のきつさとやめられない理由」で現場のリアルな声も確認しておくと、資格取得前の判断材料が増えます。
BASIのようにマット・マシン両方を体系的に学んだ場合、就業先の選択肢が「マットレッスンのみのスタジオ」に限定されない点も見逃せないメリットです。マシンピラティス専門スタジオは近年開業数が増えており、マシン指導ができるインストラクターへの需要も相応にあります。とはいえ、機材や指導スタイルはスタジオごとに差があるため、資格取得後は自分が学んだメソッドと採用先スタジオの方針が合っているかどうかも、応募前に見学や体験を通じて確認しておくと安心です。
BASIピラティス資格のメリットとこんな人におすすめ
BASIの資格を取得する一番のメリットは、マットだけでなくリフォーマー・キャデラック・ワンダーチェアといったマシンエクササイズまで、体系立てて学べる点です。世界50ヶ国以上で通用する国際資格であるため、将来的に海外のスタジオで指導したい人や、国内でもマシンピラティス専門スタジオへの就職・独立を目指す人にとっては、対外的な説得力のある資格になります。創設者Isacowitz氏の哲学に根ざした10原則をベースにしているため、「筋トレの延長としてのピラティス」ではなく、動きの質そのものを深く学びたい人にも向いています。
一方で、コンプリヘンシブまで取得しようとすると総額100万円前後、期間も半年〜1年というまとまった投資が必要です。「まずは短期間・低コストでマットピラティスの指導資格だけ取りたい」という人にとっては、必ずしも最初の選択肢とは限りません。次の章で、そうした人向けの選択肢も紹介します。
向き・不向きをもう少し具体的に整理すると、次のように考えられます。
- BASIが向いている人 — 将来的に海外でも通用する資格が欲しい/マットだけでなくマシン指導まで一通り身につけたい/じっくり時間をかけて基礎から学びたい/解剖学やバイオメカニクスを深く理解したうえで指導したい
- 他の選択肢も検討したほうがよい人 — できるだけ早く現場に立ちたい/初期投資をなるべく抑えたい/モジュールの開催地まで定期的に通うのが難しい地方在住者/マット指導だけできれば十分と考えている
BASIピラティスを選ぶ際の注意点
申し込みを決める前に、次のような点も踏まえておくと想定外のつまずきを防ぎやすくなります。
- 早割の締切を過ぎると数万円単位で価格が上がる — Early BirdとRegularの差はコンプリヘンシブで100USD、ファンデーション・グラデュエート単体でも200USDあります。開催地一覧を早めにチェックして、スケジュールに余裕を持って申し込むのがおすすめです。
- 全モジュール出席が原則 — 前述の通り、遅刻・欠席が基本的に認められないルールのため、繁忙期と重なりやすい仕事をしている人は年間スケジュールを先に確認しておく必要があります。
- 為替レートで総額が変動する — 受講料がUSD建てのため、申込・決済のタイミングによって円建ての負担額が変わります。1万円単位で変動する可能性がある前提で予算を組んでおくと安心です。
- 地方在住だと交通費・宿泊費がかさむ — 直営スタジオは代官山・大阪の2拠点のみで、それ以外は提携ホストスタジオや地方開催日程を利用する形になります。
- 認定証の到着まで1〜2ヶ月かかる — 合格してもすぐに証明書が手元に届くわけではないため、就職・独立のタイミングを認定証到着後に設定する場合は、その分のリードタイムを見込んでおく必要があります。
BASI以外の選択肢も検討したい人へ
BASIはマット・マシンの両方を体系的に学べる分、期間も費用もそれなりにかかる養成プログラムです。もし「まずはマットピラティスの指導資格から、なるべく早く・費用を抑えて始めたい」と考えているなら、オンライン完結型の講座も比較検討の対象になります。
たとえばMAJOLIは、オンライン学習を中心に最短2ヶ月でのピラティス講師資格取得を掲げている講座です。通学の必要がなく、働きながらでもスケジュールを組みやすいのが特徴で、BASIのように現地開催のモジュールに毎回参加する時間が取りづらい人にとっては現実的な選択肢になり得ます。BASIとよく比較されるBalanced Body(バランスドボディ)も、マシンメーカー系の資格として国内での知名度が高い団体のひとつです。ざっくりとした違いを整理すると、次のようなイメージになります。
| 団体 | 学習形式 | 目安期間 | 費用感(コンプリヘンシブ相当) |
|---|---|---|---|
| BASIピラティス | 対面モジュール中心(一部自己実践は自宅可) | 6ヶ月〜1年 | 総額100万円前後 |
| MAJOLI | オンライン完結 | 最短2ヶ月 | BASIより抑えめ |
| Balanced Body | 対面ワークショップ形式 | コースにより幅がある | 団体・コース次第で変動 |
※期間・費用は各団体の公式情報にもとづく目安で、コース選択や為替レートによって変動します。正確な金額は各団体の公式サイトで確認してください。
どの団体を選ぶにしても、「短期間で早く現場に出たいのか」「時間をかけてでもマシンまで含めた総合力を身につけたいのか」という優先順位を先に決めておくと、比較検討がぶれにくくなります。BASIは後者のタイプを想定した設計になっている、という前提で他団体と見比べると判断しやすいはずです。
MAJOLIの資格内容やカリキュラムをもっと詳しく知りたい場合は「マジョリのピラティス資格は評判通り?口コミ・料金・PMA認定の実態」で口コミや料金を確認できます。Balanced Bodyについて詳しく知りたい場合は「バランスドボディのピラティス資格は役に立つの?口コミから徹底分析」も参考になります。BASI・MAJOLI以外にも国内でよく比較される団体をまとめて見比べたい場合は「ピラティスインストラクター資格取得の選び方【おすすめ団体6団体を徹底比較】」も参考にしてみてください。資格取得にかかる費用そのものに疑問がある人は「ピラティス資格はなぜ高い?費用の内訳と後悔しない資格選びの費用対効果」も合わせて読むと、BASIの価格感を客観的に判断しやすくなります。
資格取得の前に、まずレッスンを受けてみるという選択
資格取得は数十万円〜100万円規模の投資になるからこそ、「そもそも自分がピラティスの指導という仕事を続けられそうか」を、資格を申し込む前に一度確かめておくのも大切なプロセスです。指導者目線だけでなく、まずは受講者としてマシンピラティスのレッスンを体験してみると、BASIのカリキュラムで学ぶ内容が実際の現場でどう使われているかがイメージしやすくなります。レッスンを受ける側の視点を知っておくと、コンプリヘンシブコースの「アシスト・モディフィケーション」や「タクタイルキューイング」といった専門的な指導技術が、現場でどのように活きるのかも具体的に想像しやすくなるはずです。
未経験からピラティスインストラクターを目指すルート全体を先に把握しておきたい場合は、前述の「未経験からピラティスインストラクターになるには」もあわせて参考にしてみてください。
申し込み前のチェックリスト
ここまでの内容を踏まえて、申し込み前に確認しておきたいポイントを5つにまとめました。
- 予算100万円前後(コンプリヘンシブの場合)を確保できるか — 受講料はUSD建てで為替変動の影響を受けます。交通費・宿泊費も含めた総額で見積もっておきましょう。
- 6ヶ月〜1年、決められたモジュール日程に100%出席し続けられるか — 仕事や家庭の予定と、公式サイトの開催カレンダーを早めに突き合わせておくことが重要です。
- マットだけでなくマシンまで指導できるようになりたいか — マット指導だけで十分なら、ファンデーション単体や他団体の選択肢のほうが合っている場合もあります。
- 自己実践・オブザベーション・指導練習の時間を確保できるか — コンプリヘンシブでは合計500時間の課題があり、練習相手を継続的に確保できるかも成否を左右します。
- 申込先が公式サイト(basipilatesjp.com)経由になっているか — 運営会社が株式会社Acme ofに変わっているため、古い情報源やzen place系列の案内を鵜呑みにせず、必ず公式サイトで最新の開催情報・料金を確認してください。
このチェックリストのうち一つでも「まだ確認できていない」状態のまま申し込むと、後から「思っていた条件と違った」となりがちです。特に1番目と5番目は資格の内容そのものよりも見落とされやすいポイントなので、公式サイトのFAQと会社概要ページを一度は自分の目で確認してから申し込むことをおすすめします。
よくある質問
BASIピラティスの資格はどのくらいの期間で取れますか。 コンプリヘンシブ資格の場合、公式FAQでは平均8ヶ月〜1年、最短で6ヶ月以内が目安とされています。モジュールの開催スケジュールや、課題(自己実践・オブザベーション・指導練習)をどれだけ計画的にこなせるかによって前後します。
ピラティス未経験でも申し込めますか。 申し込めます。公式FAQでも「ピラティスの経験がなく、柔軟性に自信がなくても受講できる」と明記されており、基礎(Fundamental)から段階的にステップアップしていく設計になっています。
資格に更新は必要ですか。 公式FAQ・公式サイトには更新制度に関する記載が見当たりませんでした。正確な取り扱いは公式の問い合わせ窓口(info@basipilatesjp.com)で確認することをおすすめします。
受講料は円建てで支払えますか。 2026年8月時点の公式サイトはUSD建ての表示のみで、円建て価格の記載はありません。支払いはBASI米国本社のポータルサイトを通じて行う仕組みで、申込・決済時の為替レートによって実際の負担額が変わる点は理解しておく必要があります。
zen placeで申し込むことはできますか。 2026年8月時点のBASI Pilates JAPAN公式サイトの運営会社情報にzen placeの記載はなく、資格コースの申込窓口は株式会社Acme ofに一本化されています。申込を検討する際は、必ず公式サイト(basipilatesjp.com)から最新の開催情報を確認してください。
欠席した場合は資格を取得できませんか。 公式FAQでは「すべてのクラスに100%出席することが原則」とされており、遅刻も公共交通機関の遅延を除いて認められません。妊娠や怪我などやむを得ない事情がある場合の取り扱いについては公式FAQに明記が見当たらなかったため、該当しそうな場合は事前に公式の問い合わせ窓口(info@basipilatesjp.com)に直接確認することをおすすめします。
ファンデーションだけ先に受講して、グラデュエートは後から追加できますか。 できます。公式FAQによると、ファンデーションコースを修了すれば、マット試験を経ずにグラデュエートコースへ進めるとされています。最初からコンプリヘンシブに申し込まなくても、まずファンデーションで様子を見てから、続けるかどうかを判断することも可能です。
他のピラティス資格団体で取得した単位や経験は認定されますか。 公式FAQには、他団体での学習経験や単位の振替・認定制度についての記載が見当たりません。他団体からBASIへ切り替えを検討している場合は、この点を公式の問い合わせ窓口(info@basipilatesjp.com)に直接確認しておくのが確実です。
申し込んだ後にキャンセルすることはできますか。 できますが、条件があります。公式FAQによると、キャンセルはメールでのみ受け付けており、コース開始4週間前までのキャンセルであれば支払金額の5%と送金手数料を差し引いて返金、コース開始から1ヶ月を過ぎるとキャンセルによる返金はできないとされています。返金の条件として、教材を受け取っていないこと・オンライン教材(Google Classroom)に参加していないこと・コース特典や割引サービスを利用していないことの3点が挙げられているため、申込前にキャンセルポリシーの全文も確認しておくと安心です。
まとめ
BASIピラティスは1989年設立、日本展開は2006年からという歴史を持つ国際的なピラティス教育団体で、Flow・Awareness・Balance・Centerなど10の原則を土台にしたカリキュラムが特徴です。2024年に運営会社が株式会社Acme ofへと変わり、代官山を拠点に体制が刷新されている点は、これから申し込む人がまず押さえておきたい最新情報といえます。資格はファンデーション(マット中心・36時間)・グラデュエート(マシン中心)・両方を合わせたコンプリヘンシブという3段階で構成され、コンプリヘンシブの受講料は2026年8月時点でRegular 6,600USD(早割6,500USD)が目安です。
マット・マシンの両方を体系的に学べる本格志向の資格である一方、期間・費用ともにまとまった投資が必要になり、全モジュールへの100%出席が前提というハードルもあります。だからこそ、申し込む前に「申し込み前のチェックリスト」で挙げた5つのポイントを一つずつ確認し、MAJOLIのような短期・オンライン型の選択肢や、まずレッスンを体験してみる方法もあわせて比較しながら、自分の状況に合った学び方を選んでください。
BASIピラティスの資格取得を検討する際は、団体としての歴史や国際的な知名度だけでなく、2026年時点の運営体制・受講料・開催地といった「今の情報」を必ず自分の目で確認する姿勢が欠かせません。この記事を読んだタイミングでの公式情報を基準にしつつ、実際に申し込む直前には必ずbasipilatesjp.com側の最新情報を再確認することをおすすめします。この記事が、後悔のない資格選びの一歩として役立てば幸いです。
最終更新: 2026-08-30|当サイトはアフィリエイト広告を利用しています




